読み聞かせボランティアをしています!

子育て

読み聞かせって大変なもの?

「読み聞かせ」と聞いてどんなイメージをもつでしょうか?

楽しそう! どんなお話かな? ・・・これは読んでもらう側の感情。
結構大変なのよね 今日は何の本を持ってくるのかしら ・・・これは子育て中のお母さん。
上手に読めないし、選書の仕方もわからないわ ・・・これは読み聞かせを依頼されたかた。

どの感情も理解できます。

読み聞かせをしてもらう子どもたちの多くは、その時間を楽しみにしています。
絵本を読んでもらえることがそもそも嬉しいことですし、
その上、お話の世界に浸れる時間になるわけですから、
それはもう特別な時間なのです。

読み聞かせをする大人側はどうでしょう?
心から楽しんで読み聞かせをしている人がいる反面、
あれこれ心配事が湧いてきて不安に思っていたり、
負担に感じていたりする人もいらっしゃると思います。

状況によって多少の違いはありますが、読み聞かせは本来
読み手と聞き手の両方が楽しめる時間です。
だから気負わずに目の前の子どもとお話の世界を楽しんで
読んでいただければ良いと思います。

上手に読めなきゃだめ??

私は今年度から子どもが通っている小学校の読み聞かせボランティアをしています。
お母さんたちとお話しする中でよく聞かれるのが、
「自分の子への読み聞かせはできるけれど、大勢の子どもたちの前で読むのは
 うまく読めないし、緊張しちゃうから無理だわ〜。」
という声です。
確かに、自分の子どもに読んであげるのと、学校の教室で大勢のお子さんの前で、
そして担任の先生もいらっしゃる前で読むのとでは違いがありそうです。
しかし、一緒にお話を楽しむという点では子どもの人数や場所の広さは関係ありません。
みんなでそのお話の世界に浸れることが素敵で楽しいことです。
だから、うまく読もうと思わなくてよいと思っています。
読み手がお話を楽しむ気持ちが表現できれば、それは聞き手である子どもたちにも
自然と伝わるものです。
私も読み間違いをすることだってあります。
でも、お話の世界観が崩れていなければスルーして進めてしまいます。
読み直すことで一気に現実に戻ってしまうことがあるので、それを避けるためです。
ですから、多少の読み間違いは気にせずにお話の世界を大切にして読んでみてください。

どんな基準で選書しますか?

私は予めリサーチして読みたい本をピックアップしてから図書館に向かいます。
そこで実際に手に取り、中を確認した上で、担当する学年の子どもたちを想像して
その子どもたちに合いそうなものを選ぶようにしています。
リサーチはさまざまな方法がありますが、インターネットで検索してもいいですし、
SNSで絵本の紹介をしているアカウントを参考にするのもいいと思います。
また、図書館のカウンターでおすすめの本を教えてもらうのもいいですよ。
図書館ではレファレンスサービスと言って、「こんな本を探しています」という要望に
「こんな本がありますよ」と提案してもらえたり、教えてもらえたりするサービスが
あります。プロ意見が聞けてとても参考になりますよ。
図書館ではお話会なども開かれていますので、どの年代にはどの本が人気、という
経験に基づくデータもありますから、困ったら頼ってみてください。
同じように、学校図書館の司書さんに相談するのもおすすめです。

毎月15分の交流で元気をもらっています

読み聞かせは月に1回、朝の15分間が設けられています。
その15分は実に豊かな時間を過ごしています。お話の世界を共に楽しむことはもちろん、
時々子どもたちの方に目を向けると、子どもたちのきらきらした眼差しがこちらに向けられて
いるのですから。高学年の子どもたちは低学年の子どもたちのような反応は少なくなりますが
それでも、お話を自分に置き換えて考えていたり、気持ちを味わったりしている様子が見られます。時には、何週間かしてから「この前読んでくれた〇〇の話、面白かった!」と声をかけてくれる子もいます。こうした交流はやりがいを感じる瞬間でもあります。
子どもたちの心の成長に少しでも関われていることを嬉しく思います。
読み聞かせを通じて子どもたちに与えているもの以上に、こちらがかけがえのないものを
得ていると思えてなりません。
子どもが小学生の間はボランティアを続けたいなと思っています。

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